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2007年10月3日、第111報!!

第111報(2007年10月3日)

 

(551)濾沽湖に空港建設、紅河空港の建設地決定!

8月3日の春城晩報によると、7月27日に雲南省発展改革委員会と中国民用航空西南地区管理局とが共同で開催した雲南濾沽湖支線空港建設地調査報告会において、麗江市寧?イ族自治県の紅橋石佛山豹洞地区が、濾沽湖空港建設に相応しいと推薦を受けたそうです。
中国民用航空の関係管理規定によって命名すると、この空港は濾沽湖民用空港と呼ばれる事になる。この濾沽湖民用空港は観光用の支線空港として位置付けられ、観光産業とともに、雲南民用空港網の調整・効率化と優良化に積極的な促進作用を及ぼすものと期待されている。
8月21日の雲南日報によると、18日午後に開催された紅河空港建設情況報告会において、軍と地方政府の双方が紅河空港建設地の合意に達し、紅河ハニ族イ族自治州蒙自県老虎山に決定されたそうです。
老虎山は蒙自県雨過鋪鎮にあり、ちょうど個旧市鶏街鎮との境に位置する。この地に確定する以前、軍と地方政府の双方の責任者と省民用航空弁公室の責任者や関係部門の人員が、紅河空港の建設地について現地で実地調査を行い、各候補地の地形・地勢を仔細に調査した。併せて国防建設と地方経済の発展に有利な地ということで選定が進められ、大郭西・老虎山・老陽山の三つの候補地に絞られていった。そして、長期的な発展と国防建設に有利となる場所で、地方発展等の要素を総合的に考慮した結果、最終的にこの老虎山が選定されたのだそうです。

蒙自近辺はベトナム国境に近いこともあり、軍事基地がかなり多く、蒙自上空には日中絶えずジェット戦闘機が飛び交っています。これが街なかからも機種が目視できるほどの低空飛行なので、戦闘機マニアには絶好の観察ポイントとなるのでしょうが、筆者はあまりの騒音に閉口した記憶があります。

(552)昆明−成都間が一日で走行可能に

8月8日の雲南消息報によると、雲南から四川に向かう新たなバイパス道路となる龍東格公路が7日から試験開通となり、これにより昆明から成都まで一日で走破する事が出来るようになったそうです。
現在のところ、雲南から四川に入るのに最も便利な通路は、この龍東格公路を経由する経路となる。この公路は昆明市東川区阿旺鎮龍潭から金沙江沿いに北上し、小江との合流点となる?布?鎮格勒までの全長96.5キロで、総工費10.4648億元を投じて建設された。龍東格公路は龍東と東格の二つの部分から成り、龍東部分の41キロは、2005年12月にすでに開通している。東格部分は2004年12月に着工され、2007年6月30日に完成し、昨日の8月7日から試験開通が始められた。この龍東格公路が開通した後、昆明市から四川省の西昌市までの距離が約430キロとなり、旧来の道路を使用するより200キロ近くも短縮が出来る事になった。そして、この公路から省内の巧家−蒙姑公路を経て西昌に出て、西雅(西昌−雅安)高速道路、成雅(成都−雅安)高速道路を使うと、成都まで一日の行程で行けるようになった。これにより、東川はかつての交通の行き止まり・辺境から昆明と四川を結ぶ交通の要衝へと変化する事となった。また、この龍東格公路の開通が東川の投資環境の宣伝の大きな目玉となると同時に、東川の紅土地観光等の一連の経済・産業の発展を促す事が期待されているそうです。

雲南と四川との省境の半分近くは金沙江で隔てられています。金沙江は険しい山に囲まれた大峡谷がほとんどなので、これまで雲南と四川との往来の大きな障壁となっていました。現在、昆明から四川省の省境にある攀枝花市への高速道路計画が決まっており、四川側の西昌−攀枝花間の高速道路建設計画も進んでいると聞いております。将来的にはこちらがメインストリートになるのでしょうが、昆明−成都間を一日で走破出来るバイパスが、こんなに早く開通出来たとは驚きです。これにより、確実に四川のマイカー観光客の増加や長距離バスの増便が見込まれることになりそうですね。

(553)思小高速道路の最高制限速度が120キロに
    (*は右が力で左が孟)

8月9日の春城晩報より。省交通警察の発表によると、思小(思茅−小*養)高速道路で採用される最高制限速度の標準が120キロとなり、これは省内で唯一で最も制限速度が速い、時速120キロが許される高速道路となるそうです。
この思小高速道路を走る多くのドライバーに取材すると、この思小高速道路の最高制限速度がどの位かはほとんどのドライバーが知っていた。だが、おそらく雲南では最も路面情況が良いとされている昆玉(昆明−玉渓)高速道路ですらも、最高制限速度は100キロなので、多くのドライバーは用心して普段は100キロ以内に制限して思小高速道路も通行しているそうです。そして、幾人かのドライバーが言うには、確かに思小高速の最高制限速度は120キロだと知っているが、以前公路上に「最高制限速度120キロ」という表示が二ヶ所有ったが、現在はそれが無くなっている。これに不信感を抱いて、交通警察のいわゆる「ネズミ捕り」に引っかからないよう、ベテランのドライバーは用心して110キロ前後で走行しているという。だが、彼らが言うには思小高速のような道路が、最高制限速度が120キロとなるのはきわめて合理的な判断だと語っていたそうです。
この最高制限速度の問題は、西双版納タイ族自治州交通警察支隊思小高速道路交通巡邏警察大隊の李江副大隊長によると、「思小高速道路は開通した時から最高制限速度は120キロだった。かつて公路管理部門が最高制限速度の表示を作って高速道路上に設置していたが、この高速道路の設計者は、制限速度は必要無いという考えで設計したそうで、関係法規に照らしても、高速道路上の走行速度は時速120キロを超えてはならないと記載されており、その為、制限速度の表示は必要ないと判断し設置する事を止めた」のだそうです(なぜ表示を撤去したのかの説明にはなっていませんが)。
それにもかかわらず、この思小高速道路での速度オーバーは多く、2006年4月16日に開通して後、スピードオーバーによるタイヤ破裂事故の多発が突出していた。4月から8月までの4ヶ月間で7件のタイヤ破裂事故が発生し、5人が死亡した。その為、今年の初め、省交通警察総隊の要求により、思小高速道路交通巡邏警察大隊が*養料金所の傍らに交通安全検査服務所を設置して、通行する車両の安全点検を強化してから、高速道路内の事故が3割も減少した。この後、様々な地点でスピード違反の取締りを厳重に行った所、スピード違反も減少したという。2007年はこれまで普通の交通事故が二件起きただけで、昨年の10月からの10ヶ月間に死亡事故がまだ一件も発生していないそうです。

なんかへんてこな記事ですね。もともと最高制限速度120キロで設計されていた高速道路にもかかわらず、何らかの要因でそれが公表・周知される事を避けねばならない事情が優先され、開業から一年以上経ってようやくその問題の整理がついて公表にOKが出て、新聞に記事を書かせて広報している、と言う事なのでしょうか?

(554)昆明車両管理所が7名の外国人に臨時免許証を発行

8月12日の都市時報によると、11日の夜8時10分、昆明市公安局車輌管理所において、イスラエル人Ziv氏が係官より臨時自動車運転免許証を受け取った。このZiv氏と共に臨時自動車運転免許証を受け取ったのは、彼の友人の6人だった。これは昆明市の車輌管理所が、初めて外国人に臨時自動車運転免許証を発行した事となるそうだ。車輌管理所の係官はこの7人のイスラエル人を前にして「みなさんが中国雲南に観光でいらした事を心より歓迎します。この二日、雲南各地は雨模様で道路状態が余り良くありません。皆さんが中国の交通法規をよく守り、安全に注意して運転することを望みます」と語った。
その前の19時30分頃、昆明市公安局車輌管理所の大会議室で、車輌管理所係官の万軍は7人の臨時免許証を申請している7人のイスラエル人に、中国の交通安全法規を講習していた。この二十数分の講習の中で、通訳を介した相互交流ではあるが、講師は真面目で、生徒は真剣に学んでいた。講習が終わった後、一人の生徒からは「中国では車が主導的に人に譲るのか、人が主導的に車に譲るのか?」という質問も出たそうです(中国では基本的に車優先が当たり前となっていますが)。その頃、車輌管理所の4人の職員が、臨時免許証発行の作業を急いでいた。そしてそれから40分後、7枚の新しい臨時自動車運転免許証が申請者の手に渡ったという事です。
雲南省中国旅行社のガイドの高?氏によると、「臨時運転免許証の申請をした7人は全てイスラエル人です。彼らは旅行団の一員で、この旅行団の総勢は合計16人になる。計画によると、彼らは大型バスで北京遊覧をして、桂林などの景勝地をめぐった後、雲南では自ら運転をして大理・香格里拉・麗江等の観光地を回り、雲南の農村の自然や風景を楽しみ、雲南の住民の風俗習慣を実地に体験したいと希望している。その為、中国旅行社では彼らに5台のラウンドクルーザーをレンタルして用意した」のだそうです。
車輌管理所によると、「この臨時運転免許証の申請を受けてから、我々は特別にこの7人の外国人観光客の免許証作成を手配した。昆明車輌管理所が外国人に臨時運転免許証を発行するのはこれが初めての経験となる。これからも更に多くの外国人が雲南に自動車旅行にやってくる事になるだろう」とこれからも外国人の申請者が増えていくとの見通しを表明した。また、「臨時運転免許証が必要な外国人は車輌管理所に来れば直ちに手続きをします。休みの日でも一時間前に連絡を下されば正常に手続きを行います」と手続きの迅速な対応をアピールした。
今年の1月1日に新たに施行された「臨時入境自動車とドライバー管理規定」に明確に規定されているように、臨時に入境し、国外の免許証を所持している者は、公安機関の交通管理部門の審査を経ることによって、臨時自動車運転免許証を獲得することが出来、中国国内で車を運転する事が出来る。この臨時運転免許証の有効期間は最長で三ヶ月となり、有効期限が切れた後は延長が出来ない。臨時に入境した国外のドライバーは自ら持ち込んで登録した車輌及び、レンタルした中国の車輌を運転してよい。また、中国でレンタルして運転できるのは乗用車に限り、走行できるのは免許申請時に許可された区域・路線のみとなるそうです。

今まで散々嫌がっていた観光外国人への運転許可を、路線限定とは言え、この様に前のめりとなるのは、恐らく手数料収入が多く望めるからなのでしょうね。

(555)雲南省撫仙湖保護条例が9月1日より施行
    (*はさんずいに真)
 

8月26日の雲南日報によると、雲南省人民代表大会常任委員会が玉渓で開催した記者会見で、<雲南省撫仙湖保護条例>が9月1日に正式に施行されると発表したそうです。
この<雲南省撫仙湖保護条例>は以前執行されていた<雲南省撫仙湖管理条例>と比べ、撫仙湖の水質の保護水準を二類から一類に高める等、更に要求が高く設定されている。そして、<雲南省撫仙湖保護条例>には以下の六つの突出した特徴が有るそうです。
1)条例の名称を「管理条例」から「保護条例」に変えて、全面的に「保護」を突出させた。2)法で定められた湖面の水位を高くし、最高水位を1722.00メートルから1722.50メートルに調整し、最低水位を1720.50メートルから1720.80メートルにした。この目的は撫仙湖から星雲湖への湖水流出工程を推し進め(撫仙湖と星雲湖は繋がっており、星雲湖は汚染が進んでいて水質はかなり悪い)、撫仙湖の水質を守り、星雲湖の水質を改善し、これを水源としている玉渓市紅塔区の欠乏している水資源を補う為でもある。3)保護管理範囲を一級と二級の二つの地域に分割し、保護する地域を重点化し、様々な地域に様々な保護措置を取っていくことを目的とした。4)管理体制上、各級人民政府と関係管理部門の職責を明確にし、これにより行政執行中に出現する可能性のある重複や責任逃れを回避する。5)環境と資源の保護を強め、汚染の予防を強化し、生態農業等を発展させる。6)これまでの玉渓市撫仙湖保護管理作業中に模索した出来事や成功した経験を法律化し、汽船や水上飛行機の使用禁止や、電動網や水質を汚染するような漁業設備の使用の禁止、湖畔での洗濯や生産行為の禁止、そして開発区の設立も禁止した。
知られているように、撫仙湖の湖水の透明度は下降する一方で、この10年間で3メートル以上も減少している。撫仙湖の水質は現在でも一類を維持はしているが、湖に流入している水の多くが三類以上の汚染された水質の水で、湖には局所的に藻や水草が発生し、栄養過多状態が一部に発現している。
目下のところ、撫仙湖の沿岸には81のリゾート施設が有り、この施設から年間200万トンの汚水が排出されており、また農業の面においても、政府がまだ政策によって農薬や肥料の使用量を減少させる規制を行っていない為、雨季になると大量の農業ゴミと同時に、農業廃水が湖に流入し、これらが撫仙湖の汚染につながっているのだそうです。

撫仙湖は雲南第二の大きさの湖ですが、湖の周囲が山に囲まれており、湖畔に住んでいる人も少ないので、雲南では数少ない水質の良い湖です。近年は昆明市に近いので、リゾート開発が進み、昆明市民の夏の湖水浴の人気スポットともなっております。筆者が初めて撫仙湖を訪れたのは20年近く昔になりますが、そのころはようやく観光開発が始まったばかりの頃で、湖畔に何軒かの木賃宿と食堂、日曜日に対岸の寺院に向けての遊覧船の運航程度でした。それまで雲南では*池をはじめ、濁った湖しか見た事無かったので、撫仙湖の透明度の高さには新鮮な驚きでした。しかし、水が綺麗なせいか湖畔のレストランが飲用水まで湖水を汲んできて使っていたのには閉口しました。だってその水を汲んでいる傍で地元の人が洗濯しているのですから。その頃は、今は幻の魚となってしまった撫仙湖名物のカンラン魚も、手ごろな値段で沢山食べることが出来ました。その後、数回撫仙湖を訪れましたが、発展のスピードは凄まじく、行く度に湖畔の風景が変わってしまっていました。かつては昆明から四時間もかかっていましたが、道路が良くなり、二時間足らずで行けるようになったので、昆明から日帰りでも行ける手頃なリゾート地として大発展したようです。しかしながら、開発に伴う水質悪化は防ぐことが出来ず、公害と同じで、条例で汚水の排水を禁じ、浄化施設等の設備を義務付けても、様々な手口を使ってこれを無効化して汚染が止らないのが現状です。さすがに社会問題として、マスコミでもしばしばこの問題については取り上げられていましたが、解決への道は遠いようです。地元の役人への賄賂ではどうにも出来ないほどの、厳しい行政措置が取られない限り、この問題の改善は難しいでしょう。今回の条例がその改善の端緒になる事を期待したいのですが ‥。


第110報(2007年8月30日)

 

(546)大理に初の五つ星ホテル
    (*はさんずいに耳)

7月2日の雲南日報によると、6月28日、大理風花雪月大酒店の開業二周年記念式典が同ホテル内で行われ、この式典の中で4月に新たに獲得した五つ星級ホテルの認定看板が披露され、ロビーに設置された。これにより、大理風花雪月大酒店は大理市内で初の五つ星級ホテルとなったそうです。
大理風花雪月大酒店は、大理バイ族自治州では初めての民間投資による、国の規定に合格した五つ星ホテルで、バイ族文化が濃厚に反映された民族情緒溢れる高級ホテルとなった。このホテルは総投資額が約2億元、建築面積は7万平方メートル弱、501室の客室、会議センターや千人を収容できる宴会場、テニス場やプール等の施設を併せ持つ高級リゾートホテルである。すでに、開業してから二年が経ち、国内・国際的な様々な会議や催しが開催され、国内外からの30万人を越す観光客を集め、大理の経済と社会に大きな効果を与え貢献している。
今年の4月、大理風花雪月大酒店は正式に五つ星ホテルの認定を受け(以前は四つ星ホテルだった)、同時に「五つ星ゴールドダイヤモンド賞」(?)「中国民族特色ブランドホテル」の称号も得たそうです。

今年の三月に大理に行った際、現在大理で最も高級なホテルはここだと言うのを聞いて、このホテルを見学してきました。大理古城の東西を貫くメインストリートの一つである玉*路を東にずっと下り、街の東側の入り口の位置にこの風花雪月ホテルは有りました。まあ、立派なホテルには見えますが、いかにもバイ族風建築に似せて作られた建物がただずらりと並んでいるだけで、大理古城は建物の高さ規制も有るので小奇麗ですが豪華とは言いがたく、お世辞にもこの地区を代表する超高級ホテルには見えませんでした。部屋の中やサービスが立派なのかは知れませんが、どうもそれを伺えるような雰囲気も有りません(地元の同業者はあまりたいしたことは無いと言っていましたが)。大理ではかつて自称四つ星の台湾系資本の亜星ホテルがロケーションや建物の大きさ、ロビーの規模・豪華さでナンバーワンを誇っていましたが、経営や地元政府とのトラブルで地盤沈下が著しく、かなり惨憺たる状態のようです。また、大理を代表してきたホテルで、80年代には外国人が泊まることを唯二(?)許されていた(というかホテルと呼べる様な宿泊施設は当時この二つしか無かった)大理賓館と人民政府第二招待所(後の紅山茶賓館)は現在閉鎖・売却されてもう存在しません。古城内の全ての旅館・招待所が外国人を泊めることを許可されてからは、外国人旅行者も安宿を求めて分散化の傾向にあるようで、かつて外国人バックパッカーで賑わった幾つかの老舗ゲストハウスでも、中国人観光客をメインに商売をせざるを得なくなっているようです。

(547)香格里拉−成都線就航、昆明−マンダレー線は増便

7月3日の雲南日報によると、7月1日午後6時30分、四川航空公司のエアバス319型旅客機が四川省成都双流空港から1時間10分の飛行時間で、雲南省迪慶チベット族自治州香格里拉(シャングリラ)空港に到達し着陸をした。これにより、正式に成都−香格里拉線が就航したことになるそうです。
この成都−香格里拉線は1日1往復の運行となっており、19時30分に成都を飛び立ち、21時30分に香格里拉から成都に戻るフライトスケジュールとなります。また、この路線が就航した当日、四川航空公司と長江商学院は迪慶チベット族自治州民族希望小学校に50万元の寄付を行ったという。
7月6日の雲南日報によると、中国東方航空雲南公司は、昆明とミャンマー第二の都市のマンダレーを結ぶ昆明−マンダレー線が、すでに週5便に増便されていることを発表したそうです(以前は週何便だったかは記述無し)。
2002年4月1日、中国東方航空雲南公司は昆明−マンダレー線を正式に就航させた。これは中国とミャンマー中部を結ぶ初めての路線となり、就航してからこの5年間、双方の交易と観光の発展に大きく積極的な役割をはたしてきた。目下のところ、昆明−マンダレー線は毎週5便の運行となっており、飛行時間は1時間20分で、定員50名のCRJ−200小型ジェット旅客機が用いられている。フライトスケジュールは、水・木・金・日の14時と火曜の14時40分に昆明発、マンダレー着が水・木・金・日は15時20分で火曜は18時となる。帰りは、水・木・金・日の16時10分と火曜の19時にマンダレー発、昆明着が水・木・金・日は17時20分で火曜は20時10分となるそうです。

(548)一家6人が野生の蜂蜜を食べ、三人が中毒死

7月6日の雲南日報によると、最近、特別に省衛生庁が野生の蜂蜜や果物の安全を考慮して度々摂取の自粛を呼びかけているにもかかわらず、3日、怒江リス族自治州蘭坪バイ族プミ族自治県で、一家6人が野生の蜂蜜を食べて中毒症状を起こし、3人が死亡した。専門家は再度、野生の蜂蜜を採取して食べるのを控えるように呼びかけているそうです。
2日の午後、蘭坪県中排郷一村村民の男が野生の蜂の巣を採取し、蜂蜜を取った。この男は採取した後、風邪をひいたと感じ、自分は蜂蜜を食べなかったが(あやしい?)、彼の妻、息子の嫁、二人の孫娘、姪と姪の娘の6人が蜂蜜を食べた後、腹痛・眩暈・嘔吐等の中毒症状が出た。男の72歳になる妻が、蜂蜜を食べて一時間後に死亡し、二人の十代の孫娘も3日午後4時頃、相次いで死亡した。
地元の警察は通報を受けて、直ちに派遣チームを組織して現場に向かい、現場検証を行い、また死体の処理等の作業を行った。中排郷党委員会・政府も関係部門を組織して現場に駆けつけ、現地に直ちに救急センターを設立し、中毒患者の治療と救命に全力であたったという。
省衛生庁はすでに6月18日に今年の第5次食物安全警報を発布して、野生果物や蜂蜜の中毒に注意を喚起していた。今回の中毒事件の発生により、専門家は再び以下のように注意を呼びかけている。「目下のところ、各種の有毒植物の開花時期ともなっており、野生の蜂蜜を食する事は、容易に中毒を引き起こす事となり、生命の安全を脅かす事にもなる。その為、絶対に野生の蜂蜜を食しない事、万が一食べた後に嘔吐や、腹痛、眩暈、疼痛等の症状が出たら、直ちに病院に行き治療を受けて下さい」。

そんなに危ないものとは知らず、筆者も野生の蜂の巣から取った蜂蜜を食べさせてもらった事が有ります。無知より怖いものはないというのはホントですね。自然のものだから安全だというのは大きな間違いなのかもしれません。そういえば、かつて旅先で地学を専攻している学生と知り合いましたが、彼が言うには、雲南では山の中の例えどんな綺麗な岩清水であろうと注意しなければならないそうです。どのような人体に有害な鉱産物が水に溶けているか分からないので、地元の人が水場として使っているのではない湧き水には、決してうかつに手を出さないようにときつく言われた事を思い出しました。

(549)麗江古城維持費が値上げ

7月12日の雲南日報によると、7月1日より雲南の著名な観光地である麗江古城の古城維持保護費の金額が、40元から80元に値上げとなった、この二倍もになった古城維持保護費について、各界では様々な論争が巻き起こっているそうです。
記者が取材した大多数の地元のナシ族の人達は、この古城維持保護費の値上げに賛成しており、彼らによると、「観光にはいくらかの影響や損失を与えるかもしれないが、長期的な観点から見ると、古城や我々の家屋の保護は素晴らしい事業」なのだそうです。
そして、大多数の国内観光客も、「たとえ40元も多く支出する事になっても、この程度なら納得できる額だ。だが、政府は古城維持保護費の値上げについて合理的な説明をするべきで、徴収した金額と支出した内容の経理を公開して理解を求めるべきだ。もしも、古城保護維持以外の用途で支出があるのなら、我々は支払いたくない」そうだ。
理解のある(?)国内観光客と比べ、国外の観光客にこの古城維持保護費の徴収を理解してもらうのは困難なようで、言葉の障害もあり、説明しても分かってもらえそうにはない(こんなボッタクリを理解できる訳がない!)。多くの国外の観光客は、この古城維持保護費の意義について正しく理解してはくれず、その為、観光客の流出や政策への誤解などは免れないだろう。
雲南民族大学旅遊学院の明慶忠教授によると、「もしも古城維持保護費が正しく古城の維持・保護に使われているのであれば、この値上げは合理的な一面が有ると言えよう。観光客には必ず古城を保護・維持していく義務が有ります。しかしながら、先人の遺産の保護の責任の多くは政府に有る」(ちょっと意味不明?)のだという。
2006年10月、麗江市発展と改革委員会は、古城維持保護費の徴集額の標準を決める為の公聴会を開いた。消費者代表、住民代表。人民代表大会代表、政治協商会議代表と政府関係部門の代表が参加し、麗江市古城保護管理局が提出した徴収額調整案を議論し、古城維持保護費の値上げをここで決定した。
1994年以来、麗江の各級政府は巨額の資金を投入して古城の保護とインフラ設備の建設を行った。この十年来に投入した保護資金は9億元余りにも達し、その内の3.8億元がこの古城維持保護費からの資金だったそうです。

古城維持保護費については2001年2月の第34報(165)で紹介しましたが、その後徴収を止めてしまっていたので、もう終わった話だと思っていました。最初は20元で始まったのが6年半で四倍にもなったのですね。この古城維持保護費の問題点は、支払いをするのが麗江を訪れた外部の人だけという点です。だから地元民はこの徴収に大賛成なのです。本来は観光客が大幅に増えて観光産業が栄えれば、地元の収入や不動産が高騰し、税収も大幅に増えるので、それでまかなうのが道理なのですが、税の増収分は自分たちのポケットに、観光開発整備・維持は観光客の懐に頼るという構図のようです。大体、古城維持保護というより、古城の新規建設事業に巨額を投入している事こそが大きな問題だと思われます。増え続ける観光客に古城が手狭となったので、古城の東側に新たに古城(悪い冗談のようですが昔風の街並みを新たに建設していくという事です)を建設し拡張しているそうですが、世界遺産なのにこんな事が許されて善いのでしょうか。

(550)昆明市の株式投資家はなんと12万人を越える!
    (*はさんずいに川)

7月26日の春城晩報より。中国証券登記結算公司の最近の統計数字によると、昆明市内で7月26日までにA株(A株は中国国内投資家向けの株で、人民元で売買出来る。B株は国外投資家向けの株で、深*市場は香港ドル、上海市場は米ドルで売買する)の売買の口座を開設した投資家の数が12.22万戸にも上っていることが分かったそうです。この数字は前日よりも1.3万戸も増加し、26日に口座を開設に訪れた投資家はなんと4万人を超えたそうです。
記者の大まかな計算によると、7月23日にA株の口座を開設した投資家の数が10万戸を突破したが、わずか3日後に12.22万戸にまで達した事になる。南京証券丹霞路営業所の責任者が記者に語ったところによると、「昆明での株投資者の数の増加は、全国平均の増加速度と基本的に一致しています。株への人気は回復してきただけで、以前の絶頂期と比べてはまだまだ大きな差があります。一部の投資者は、口座を開設しただけで、資金を市場に投入する事を急いではおらず、模様眺めの雰囲気は完全には消失したわけではない」のだそうです。

なんか、記者の株投資家の増加速度の驚きと、証券会社の責任者のインタビューが全然かみ合っていないところが面白いですね。記者はこんなに加熱しているとおどろいているようですが、証券会社のほうは、加熱なんてとんでもない、まだまだたいしたこと無いですよ、これからですよと言わんばかりの対応です。誰が見ても、この株バブルはもう十分加熱しすぎていると思えるのですが、商売とは言え、本当に腹黒いですな、証券会社というものは。


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