1月4日の*池晨報より。
昨年11月12日午前11時頃、昆明市宜良県蓬莱郷から県城に買い物に出て来た
50歳になる汪おばさんが、宜良会館の花壇付近を歩いていました。そこに、40歳
位の女性が行方を遮って、微笑みながら、「おねえさん、お聞きしたいんですけど、
占いをしている場所がどこにあるか知りませんか?家内安全を占ってもらいたくて」
と昆明訛りで話しかけてきました。人のいい汪おばさんは、立ち止まって相手の話を
熱心に聴き始めましたが、その時突然、30歳位の女性が、「私が知っていますよ。
我が家も数日前占ってもらったけど、凄く当たったのよ。ぜひ案内するわ」と割り込
んできた。これがきっかけで三人の女性は占い談義で話が盛り上がり、お人好しでお
喋りな汪おばさんは、話が止まらなくなってしまった。そして三人で家庭の事情まで
あれこれ披露しあったそうです。
こうやって、三人で話がはずんでいたところ、そこに一人の若い男が通りかかった。
30歳位の女性が、その男を呼び止めて「ちょうどあなたを探そうと思っていたの
よ」と言って、汪さんと40歳位の女に「彼がさっき話した凄い占い師よ。神様みた
いにピタリと当たるの」と紹介した。
そして、占い師は汪おばさんの前に立つと、たちまち汪おばさんの家庭環境をすらす
らと当て、最後に『私はあなたの夫がトラクターを持っていることも知っている。し
かし、あなたの家には問題が有り、ある「関門」を抜けなければなりません、それを
何とかしないと、夫が交通事故に巻き込まれる事になりますよ』と告げた。汪おばさ
んはすべてが的中している事に驚き、素直に平伏してしまい、「神様だ!」と叫んだ
そうです。そして、どうやったら「関門」を抜ける事が出来るのかと尋ねると、占い
師は「関門」の消滅方法を色々と説明した。汪おばさんは説明を聞き終わると、言わ
れたとおり家に帰って、家にある全ての現金である三千元を持って戻ってきた。占い
師はそのお金を紙袋に入れ、むにゃむにゃと呪文を唱えた後、その紙袋と何枚かの御
札を汪おばさんに渡し、『絶対にこの紙袋を開けてはなりません。家に帰って、この
お金の入った紙袋と御札を枕の下に三日間入れておくと、その「関門」は消滅しま
す。もし、あなたが消滅したと感じたら、三日後に私の所に来て、御祓い料を3元だ
け払って下さればいいです』と言って、帰って行った。
しかしながら、占い師と別れてすぐ、汪おばさんはこらえきれずに紙袋の中を覗いて
しまった所、そこには市販の領収書の冊子が入っており、三千元はあとかたも無く
なっていた。ようやく汪おばさんは騙された事に気付き、すぐに「サギ師だ!」と大
声で叫びながら、付近にいた交通管理員(警察の指導下にある交通管理補助組織員)
二人を引き連れて、占い師を追いかけた。そして付近の野次馬の助けも借りて、この
ニセ占い師を取り押さえ、警察に引き渡したそうです。
このニセ占い師の名前は寥汝標といい、広東省康江県の農民で、この日は彼と同じ村
の寥樹金と昆明人の呉瓊華・劉華を連れて、昆明から宜良県城にやって来たという。
彼らは占いをエサに騙すカモを探し、汪おばさんをターゲットとした。そして、女性
三人であれこれ雑談している時、実はその会話は携帯電話を通じて寥汝標が聞いてお
り、これが家庭環境をずばり当てる事の出来た、からくりであった。そして、三千元
を紙袋に入れる際も、巧妙に領収書の冊子とすり替え、その金を呉・劉にこっそり渡
していたのだそうです。
迷信サギネタは尽きませんが、今回は携帯電話を使って情報を収集するというのが、
ちょっと考えたというか今っぽいですね。しかし、おばさんに簡単に捕まってしまっ
たのは、いささかお粗末でしたが…。

1月16日の春城晩報より。
省交通警察高速管理支隊の発表によると、1月13日の明け方、50数台のバスが現
在一方通行となっている安楚自動車専用公路を逆走したが、対向車が多い為に立ち往
生していたそうです。これを交通警察昆楚大隊のパトロール車が発見、このバスを逆
走のまま次の料金所までパトカーで先導し、旧国道320号線へと誘導して、八百余
名の乗客の安全を守ったのだとか(?)。
昨年の12月26日より、安楚公路の楚雄から安寧・昆明方面への車線は、安楚高速
道路建設工事の為に通行禁止となっており、その為、楚雄から昆明へは旧国道320
号線を走行する事となっていた。1月13日午前5時頃、交通警察昆楚大隊のパト
カーが、昆明方面から楚雄へパトロールをしていた。程家*に差し掛かった時、なん
と数十台のバスが逆走してきて停車をしていた。もし、昆明方面からスピードを出し
た車がやって来たら、衝突してしまうような情況だったそうだ。警察官は直ちに下車
してバスの運転手に事情を尋ねると、旧320号線の飽満街付近で電柱が倒れて通
行 不能となっており、深夜なので放置されたままで、大渋滞が起きていたという。雲南
西部地域から昆明に向かう深夜バスの運転手達は、乗客の強い要求・催促により、程
家*料金所から安楚公路に入り昆明行きを企てたが、昆明方面から来る車両が多く
て、立往生せざるを得ず、運転手達もこのまま前進するかどうか躊躇していたという
のだ。
この立ち往生で50数台のバスに乗っている800名以上の乗客の不満がピークに達
しているようで、警察官はこのままにしていると、交通事故が起こらなくとも、乗客
の騒ぎが起こる可能性が高いと判断した。直ちに司令室に連絡して応援を頼み、6分
後に応援が来た後、二台のパトカーでバスの車列の前後を挟み、そのまま逆走しなが
ら約1時間かけて10キロ以上離れた連遷*料金所まで引率して行った。その後、バ
スは料金所から旧320号線にもどり、無事昆明に向かったそうです。
記事からみると、こんなとんでもない無茶をした運転手達へのお咎めはなかったよう
で、なんとも不思議な話です。どうもこの話は交通警察が『乗客の安全第一を考え、
「人民の為に服務する」精神を発揮した』という宣伝用のニュースのようです。安全
第一は結構な事ですが、人治から法治への道はまだまだ険しいようですね。

1月18日の春城晩報によると、18日、文山チワン族ミャオ族自治州硯山県県城と
文山県平遠街を結ぶ硯平高速公路が開通したそうです。
この硯平高速公路は、国の主要幹線である国道323号線(衡陽−南寧−昆明)の一
部分であり、また雲南から広西チワン族自治区の沿岸部の港湾に至る、重要な物流
ルートの一部分ともなります。2001年5月9日に着工され、総工費15.47億元を
投じて建設されましたが、当初の予定より5ヶ月も早い開通となったようです。全長
は67.133キロ、道幅は24.5mの4車線で、トンネルはなく、時速80キロで走行出来
るよう設計されているようです。この高速道路の開通により、平遠街から硯山までは
40分で行けるようになり、従来よりも1時間半も走行時間が短縮される事になるそ
うです。
硯山は著名な漢方薬材である「三七」の原産地・主要産地で有名な県です。筆者が
行った10年程前の県城江那鎮は、鄙びていて、街なかにも桂林のような岩山が有
る、なんとものどかな街でした。

1月28日の新華社ネット雲南版より。
この程、雲南省環境保護局が作成した計画によると、昆明市東川区に国家級の生態効
能保護区を設立するそうです。そして、この一帯の生態環境を改善する事を通じて、
三峡ダム区と揚子江上流との円滑な航行を、有効に保障する事が出来るようになるそ
うです。
東川は昔から銅の産地として著名な所で、「銅都」とも呼ばれる地区です。しかし、
この地が地質断裂帯に属し、また乱開発による森林資源の深刻な破壊も伴って、この
東川地区では土石流等の地質被害が頻発していました。国内外の専門家からは、「世
界土石流天然博物館だ」と皮肉を込めて呼ばれるくらいです。統計によると、東川で
の著名な被災地である蒋家溝では、土石流が毎年平均15回も起きており、最も多い
年はなんと28回もあったそうです。東川区では、毎年およそ300万トンもの土砂
が直接金沙江(揚子江の上流の名称)に流入しており、三峡ダム区と将来金沙江に建
設予定の4つの大型ダム・発電所に大きな脅威を与えることになります。
この土石流の脅威を軽減させる為に、雲南省と昆明市の関係部門は、近年約4千万元
以上を投じて土石流対策を行い、三峡ダム区の安全を確保してきたつもりでした。し
かし、最近の専門家の意見によると、現在行われている対症療法的な対策では東川の
土石流を根本的に解決することは出来ないそうです。それには、大規模な投資によ
る、この地区の生態系の根本的な回復・再建しかないようです。そして、少しでも早
い時期に東川の生態環境を改善させて、三峡ダム区と揚子江上流の円滑な航行を保障
することが望まれるそうです。
昆明からバスで東川に行く際、東川区に入ると金沙江支流の大白江右岸沿いに北上し
ますが、その道中、左岸の山脈に残るすさまじい土石流の爪あとを見る事ができま
す。ほんとになんでこんな所に人が住んでいるのか不思議なくらいです。勿論、他に
行く場所が無いからなんでしょうが…。

1月30日の春城晩報によると、今年の春節ゴールデンウィークの雲南への観光客数
は延べ259.75万人で観光総収入は8.56億元でした。昨年の国慶節ゴールデンウィーク
と比べると、それぞれ−11.2%、−2.4%で、昨年同期と比べても、それぞれ−
19.5%、−6.5%だったそうです。
観光客が減ったのは、今年の春節は天気が悪く、多くの地区では気温が低下し雪の降
る地域もあった為、旅行を控えた人が多かったのでは、という分析だそうです。今年
の春節の特徴は、第一に自家用車での旅行が人気を集めた事、特に(150)でも紹
介した西双版納方面への高速道路建設が進んだ事で、西双版納観光がまた脚光を浴び
ました。西双版納の観光部門の統計によると、今年の春節GWの観光客数は、昨年と
比べて24.57%増となったらしい。第二に、民俗観光が人気を呼び、「春節竜おど
り」等の民間の伝統行事に大勢の観光客を集めた事。第三に、近年脚光を浴びている
「農家楽」と呼ばれる農家ホームステイが、今年も益々人気を集め、農村観光大ブー
ムとなった事です。昆明市の統計では、市内の「農家楽」参加者は延べ10.4万人、総
収入は191.5万元だったそうです。
雲南省観光質量監督管理所の担当者が語った、春節GW期間中の観光客のクレームが
多発した出来事は、まず、現在建設中の安楚高速道路の影響で雲南西部方面へ向かう
車の行程に大きな影響が出た事。元磨高速道路の開通で西双版納へ大量の観光客が流
入したが、現地の統計部門が適切に対処出来ず、ホテルの空室情報が正確に発表出来
なかった為、一部の観光客の宿泊予約に混乱を与えた事。また、麗江雲杉坪リフトと
大理感通リフトが大量の観光客に対応出来ず、積み残し等の混乱を与えた事が挙げら
れるそうです。
1月31日の春城晩報によると、春節GW期間中の昆明市の主要な9つのデパート・
大型スーパーの統計によると、売上げ額は7667.07万元で前年度より22.85%増となっ
たそうです。また、昆明市飲食株式会社の統計によると、春節GW期間中の昆明市内
の飲食店の売上げは114.41万元で、昨年同期より15.05%も増えたそうです。
市内の消費が増えたのは、観光客が減ったのと同じ理由で、今年の春節は、天気が悪
く気温が低かったので、旅行に出かけるのを控えた人が多く、旅行で使うお金を市内
で消費した為、だったようです。
(いわざわ)
12月14日の春城晩報によると、昭通
市巧家県塘上村で四年間に次々と夫二人と家 族・愛人の四人を毒殺していた「美人若妻」が逮捕されたそうです。
犯人は李広菊という25歳の「美人若妻」だそうで、共犯の愛人朱家品とともに11
月28日に逮捕された。事件が発覚したのは、巧家県蕎麦地鎮塘上村の朱家興さんが
「次兄の朱家碧と父の朱国順が1988年5月、2000年12月に原因不明で死
亡、長兄の朱家平が4月に突然失踪し、今になっても音沙汰がない」と巧家県公安局
(警察)に届け出た事からだった。事態を重視した県公安局長は、副局長を責任者と
する特別捜査本部を設置し、捜査を開始した。
二人の遺体を墓から取り出して(中国の農村部は土葬)検死したところ、非正常死と
判り、事件と断定した。そして、捜査員を動員して大規模な聞き込みをしたところ、
失踪した朱家平の妻の李広菊は同じ村の朱家品と不倫をしており、死亡した二人は彼
女の前夫と義父であることが判明して、重要な容疑者として浮かび上がってきた。嫌
疑を察した二人はあわてふためいて村から逃げ出したが、指名手配をされてすぐに逮
捕された。取調べの結果、二人は犯行を認め、全て自供したそうです。
1996年6月、李広菊は人の紹介で塘上村の朱家碧と結婚した。結婚した後、二人
はうまくいかず、何度も離婚騒動を起こしていた。離婚が叶わなかった李広菊はむな
しく時を過ごしていたが、やがて夫の兄の朱家平と不倫を始めた。そしてこの二人は
共謀して、1998年4月22日、夫の朱家碧がお腹をこわして下痢をした際、殺鼠
剤を整腸剤に混ぜて飲ませ毒殺した。朱家碧が死んだ後、李広菊は朱家平と再婚した
が、数年の後、同じ村の朱家品と不倫を始め、同じように共謀して、義父の朱国順を
2002年11月17日午前、殺鼠剤を御飯の中に入れて毒殺、2003年4月4日
には夫の朱家平を毒殺して死体を隠した。この他、2003年に李広菊はこれも同じ
村の郭方偉と不倫を始めたが、今までの犯行をこの男に気付かれてしまったので、秘
密を守る為、朱家品とまた共謀し、出稼ぎの仕事をエサにして郭を村から連れ出し、
11月19日巧家営村にて、これまた殺鼠剤で毒殺し、そこに埋めた。
目下のところ、二人はまだ拘留中で取り調べが続いているそうです。
李広菊は地元では「蠍夫人」と呼ばれているらしい。日本だと「毒婦」「カマキリ夫
人」というところでしょうか。

12月24日の*池晨報によると、昆明市内で販売されている米線(米を原料とする
うどんのような麺類。雲南では朝食の定番)の一部に、水分・重量を増やす為に汚水
を入れた水槽に長時間浸したり、水分を吸収しやすいように足で踏みしだいたりする
行為が行われている事が、昆明市質量監査・工商部門の調査で判明した。23日、昆
明市はこのような業者を厳重に取り締まる事を宣言し、市民に注意を呼びかけたそう
です。
昆明市質量監査・商工部門の執行官の最近の調査によると、昆明市の少なくない米線
加工生産業者が専用の米線を浸しておく水槽を所有していない為、それを購入した卸
売り業者がこれを代行している事が分かった。そして、その代行の過程で、水分・重
量を不当に増やす目的で、余分に長時間水槽に浸したり、水分を吸収しやすくする為
に、衛生を省みず、水槽に入って足でじかに米線を踏みしだいたりしていることも判
明した。おまけにその水槽の水が汚水であることもあり、新鮮な米線が二次汚染を受
け、その汚水で水分を大幅に増加させていたそうです。
この様な報告を受け、23日、昆明市質量監査・商工部門は『新鮮穀物製品監督検査
合格証明書』を発行して麺類の衛生管理を強化することとし、この監督管理規定によ
り、今後新鮮穀物製品はこの合格証によってのみ販売を許可される事になります。ま
た、生産工場は専用の水槽を備える事を義務付け、必要以上に水に浸す事も禁止した
そうです。また、市内の消費者に向けて、このような「汚水米線」を発見したら直ち
に当局に通告(密告?)するよう、呼びかけました。
23日の時点では、昆明市飲食公司糧食製品工場、昆明江氏兄弟橋香園過橋米線
チェーン店等の生産量が昆明市で70%を占める七つの加工生産工場が、この『新鮮
穀物製品監督検査合格証明書』をすでに取得しています。そして2004年1月1日
以降は、昆明市の全ての消費者は米線を買い求める際に、この合格証を確認して購入
することが出来るようになるそうです。
何故、汚水を使って摘発されやすくしたのかは謎ですが、こんなのは衛生法規でも取
り締まれると思うのですが…。

12月25日の楚天都市報・江南時報・重慶商報によると、かねてより囁かれていた
紅塔集団のサッカー界からの退出が、ついに明らかとなったようです。25日、雲南
紅塔クラブの広報が明らかにしたところによると、24日の午前に開かれた緊急会議
で、チームのレギュラーと控えの全ての選手を売りに出す事を決定したのだそうで
す。
雲南紅塔クラブは1997年に発足し、親会社の紅塔集団(雲南省玉渓市に本拠を置
く中国でも有数の国営コングロマリット)はこの6年に6億元近くを投資したが、甲
A(中国一部リーグ)での最も良かった成績は第七位だった。この様に巨大な投資の
わりには効果が薄いのに加えて、毎年の収入は1千万元にも満たず大赤字だった。紅
塔集団の中からも、サッカーへの投資で毎年数千万元の赤字を出す事に、異議を唱え
る者も少なくなかったようだ。
紅塔クラブの6年の歩みの中で、雲南のサッカーは大きく発展し、ファンを増やして
きた。とりわけ2003年は世界的な「スター軍団」レアルマドリッドを昆明に迎え
て親善試合をするなど、対外的にも大きなアピールをする事が出来、雲南人にとって
もこれが自慢の種となった。
記事によると、今回の紅塔集団の退出はどうしようもないもので、以前はこのような
赤字を利用して省政府からの優遇政策等を期待したが、あまりの赤字の大きさにどこ
も手を差し伸べる事は出来なかった。省政府の指導者たちもこのような危機的事態を
重視せず、検討事項として先延ばしにしていた為、ついにこのような劇的な決断と
なったようです。
元来、国営企業がサッカーチームを経営するのは様々な問題が有った。中国のプロ
サッカー選手の平均収入は一般人の130倍であるとの統計が出ており、企業の労使
が苦心して稼いだお金を、サッカー選手の高額な報酬の為に使うのは、多くの労働者
達からも不満の声が上がっていた。それに国の財産である国営企業が、赤字を垂れ流
す事業にのめりこむのは、不正な国有財産の流出であるとの意見もあった。また、こ
のチームの八百長問題も深刻で、リーグの昇格・降格争いをやっていた何年間は、観
客が暴動状態となる八百長騒ぎが年中行事でした。また、チームの財政が豊かで、
ホームの勝率が異常に高いことも、八百長と結びつけられて疑惑をもたれていまし
た。
これからチーム・選手の売却が行われるようですが、中国では2004年より、甲A
を解体してチーム数を減らし、新リーグの中国超級リーグ(プレミアリーグ)を発足
させることになっており、7位だった紅塔はプレミア入りが決まっていました。その
為、プレミア入りを逃した重慶や長春等のチームが紅塔を購入してプレミア入りを
狙っているようです。気になるチームの値段ですが、チームだけだと1.5億元、練習
場・施設込みだと5億元を超える額となるそうです。
12月28日の江准晨報に紅塔クラブの簡単な年表が紹介されていました。
1997年10月9日、紅塔集団が甲Bの深*金鵬サッカークラブを買収し、雲南紅
塔クラブが発足。
1998年より、甲Bリーグに参戦。広東省サッカー界の功労者である周穂安氏を監
督に迎えたが、9試合を戦った後、成績不振で解雇された。クラブの社長だった王宝
山氏が臨時監督となり、2試合後、ペルー人のウビリ監督が就任。しかし、3試合の
成績が二敗一分けだったので解雇され、また王宝山氏が引き継ぐ。激烈な降格争いの
末、ようやく降格を免れる。
1999年、アメリカWカップ予選時の中国代表監督で、武漢チームにいた戚務生氏
を監督に迎える。甲Bでリーグ2位となり、甲Aに昇格する。
2000年、初めての甲Aで苦戦し、降格争いの末、最終段階でようやく降格を免れ
る。 2003年、一時はリーグ首位に立つなど好調だったが、結局7位に終わり、リーグ
開始前の目標である6位以内になれなかった為、戚務生監督が辞任。
2003年12月27日、紅塔集団は正式にサッカー界から退出。チームは売却され
ることになる。
12月30日の昆明日報によると、29日午前、麗江市政府は雲南紅塔集団と正式に
契約を交わし、紅塔クラブのサテライトチーム(二軍チーム)を麗江市が購入する事
となったそうです。
このチームは2004年より、中国の三部リーグである乙級リーグに参加することに
なります。毎年上位2チームが二部リーグの「甲B」(今年から名称が変更して「中
国甲リーグ」)に昇格出来ます。これにより、紅塔の身売りによって出来た雲南プロ
サッカーの空白を、なんとか埋める事が出来そうです。
実は、麗江は雲南では有名なサッカー熱の高いところです。現在は知りませんが、か
つては省代表選手を何人も輩出した地だと聞いております。でも、あんな高地(約
2400m)でサッカーするのはちょっと問題なのではないでしょうか。約 2000mだった昆明でも、アウェーチームは不利だとクレームが付いていましたか
らね。

12月28日の新華社ネット雲南版より。
最近の市民からの訴えによると、重油を 使って魚を新鮮にみせかけて販売している業者が、昆明市内に出現したそうです。
記者が読者からの情報をたよりに、昆明市西駅交差点陸橋付近の「重油魚」の販売地
点に向かった、交差点の花壇の周りに何軒かの魚屋の露店が店をひろげており、ここ
の魚は驚くほど安く、二匹の魚が4〜5元で、一匹1キロの鯉でもたった5元だっ
た。小さな魚なら5元で3匹も買えたそうです。
記者は一匹の草魚を買い求めた。店の主人は水槽から魚を取り出して鱗を取り始め
た。そして腹を割くと、内臓は黒々としており、それにちょっと鼻を刺すような異臭
がした。主人は記者が異常に気付いたので、「この魚は湖北・四川から運んできたも
のだ。遠くから運んできたので少し酸素が足りなくなったようだ」と言い訳した。代
金を払った後、魚をよく観察すると、魚の眼は飛び出し、口の中には粘り気の有る液
体が認められた。
付近の住民や露天商に取材をしたところ、かれらの多くは「重油魚」の事を知らな
かった。付近に住む黄さんは、「この辺りの魚は市場より非常に安いが、しかし、何
故だか分からないが、買った魚は少し変な臭いがすることだ」。白菜を商う露天商
は、「この辺の魚はみんな問題が有るようだ。魚が死に掛けている時、魚屋が何か液
体を水槽に垂らすと、すぐに魚がピチピチと飛び跳ねるんですよ」、と語ったそうで
す。
記者はこの魚を解放軍478医院に持って行き、第一内科の王治安主任に分析しても
らったところ、重油に汚染されている事が判明した。王主任は「重油の中には発癌物
質や有害な重金属物質等が含まれており、その汚染された魚を食べると人間にも重大
な影響を与えます。人の体内に重油が入ると、胃腸が刺激を受け、強烈な作用を及ぼ
し、胸が苦しくなり吐き気がして、短期内には回復が難しい。症状が重ければ直ちに
病院で治療を受けないと、取り返しのつかない事になってしまうでしょう」と語っ
た。
魚の販売業関係者の話だと、省外で仕入れて長距離運送されてきた魚の多くは「重油
魚」の疑いが有るという。重油を刺激剤にして、死にかけの魚を元気に見せる。ま
た、呼吸困難となり苦しくて水を沢山飲むので重量が増し、苦しんで暴れる魚が、元
気な生きのよさに見える為、新鮮な魚と勘違いしてよく売れるのだそうです。
また、この「重油魚」の見分け方については、重油が入った水槽の中を泳いだ魚は、
油の小さな粒が鱗に付着するため、つやが有って光っており、明るさが際立ってい
る。常に魚を買っている人なら容易に区別がつくのだそうです。
昆明市大観工商所の執行官の王さんは、「我々は毎日市場に行って各種野菜や肉・水
産品を厳格に検査しています。元旦や春節の時期には特に厳しく検査・摘発している
ので、市民は安心して正規の市場で買い物をしていただきたい。そして、自らの体と
家族の健康の為、安さに目がくらんで、路上の流しの魚屋から魚を買うような行為は
しないで下さい」、と市民に呼びかけているそうです。

12月29日の雲南日報によると、将来の昆明−バンコク公路の重要な部分となる、
元磨(元江−磨黒)高速公路が28日、試験開通しました。これは当初の予定よりも
半年も早く開通した事になるそうです。
28日に行われた開通式には、省人民代表大会常務委員会常務副主任牛紹*、省政治
協商会議副主席和占鈞、省軍区副司令周茂武等の、各部門の要人が参加して盛大に行
われました。元磨高速公路は国道213号線(蘭州−成都−昆明−磨#)の雲南省内
の一部分であり、また中国西南部より東南アジアへの大動脈となる、昆明−バンコク
公路の中心部分でもあります。
この元磨高速公路は、玉元(玉渓−元江)高速公路終点の二塘橋から磨思(磨黒−思
茅)公路起点の磨黒鎮までの全長147キロで、旧道より67キロ、走行時間は5時
間も短縮されるそうです。2000年5月18日に着工され、道路の75%が山岳地
帯で、トンネルの長さは43キロと全行程の約30%にも及び、高低差は2千mにも
達する難工事だったようです。また、紅河を跨ぐ為に建設された紅河大橋は、高さが
164mもあり「同類型の橋」(?)としては世界で最も高い橋となるそうです。
この高速道路の開通で、西双版納までの所要時間がまた大幅に短縮される事になりま
すね。磨黒はプーアル県城のすぐ手前ですから、昆明からプーアルまで5時間程で行
けるようになります。80年代は二日もかかった事(昆明から西双版納行きのバス
は、一日目は元江泊、二日目はプーアル泊、三日目に西双版納到着でした)を考える
と夢のようですね。
(いわざわ)
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