いわざわ雲南通信舎

中国雲南省に詳しい、いわざわ氏によるホットな雲南情報。
2003年11月18日、第67報!!

第67報(2003年11月18日)

(331)移転する昆明7大学の新校舎年内着工!

9月25日の新華社ネット雲南版によると、昆明ニュータウン建設の最重要項目であ る大学学園区の整地作業が始まり、10月末までにこの作業を終え、年内には建設作 業が開始される見込みだそうです。
この大学学園区は昆明南部の呈貢県に建設される学園都市で、広さは約4600ヘク タール、雲南だけではなく全国でも有数の高等教育センターの一つとなるらしい。こ の学園区に昆明市内から移転する大学は、雲南師範大学・雲南民族大学・雲南中医学 院・雲南医学高等専科学校・雲南省広播電視大学・昆明理工大学・雲南交通職業技術 学院の7大学です。その他にも省外の大学の分校が数校と、国際人材養成・訓練基地 等も建設されます。計画によりますと、三年後には7大学約5万人の学生が学ぶ事に なる、新学園都市となるそうです。
この学園都市の総設計は、アメリカの大手設計事務所のササキ・アソシエイツ・イン コーポレイテッドの手によるもので、近代的で斬新なデザインの街となるようです。
市内中心部にある大学のほとんどが移転してしまうようです。跡地は再開発されるの でしょうが、雲南大学に隣接する民族大学などは、雲南大学の拡張用敷地となってし まうのかもしれませんね。

(332)県教育局が海賊版教材を販売して大儲け

9月28日の新華社ネット雲南版によると、昆明市嵩明県教育局が小中学生用の教科 書補助教材を販売する際、なんと海賊版を仕入れて約100万元の売り上げを得てい た事が、省新聞出版局と嵩明県文化体育局の合同調査チームの調べで判明したそうで す。
この事件は告発により調査がなされていたもので、調べによると教育局教研室の孫・ 盤という二人の教師が中心となって、四川省から運び込んだ海賊版を定価(?)の三 割引で仕入れ、利益の30%の内、5%を教研室が取り、残りの25%を「労務費」 として販売した各小中学校に分け前を支払っていたそうです。押収した領収書による と、海賊版の仕入れ総額は100万元にも及び、教育局教研室から約22万元が各学 校に「労務費」として支払われていた事が判明しましたが、この二人の教師と業者と の取引については、すべて口頭のみで行われ、領収書の類は存在しないらしい。この 海賊版の教材は紙の質が悪く、印刷も良くなく、誤字脱字も多い等、劣悪な代物だっ たようです。
どうみても教育局と各学校がグルとなって行った犯罪行為だと思えるのですが、摘発 されたのは科研室副主任と平職員の二人だけで、そのフルネームすら公表されていま せん。それに司法に引き渡された(逮捕された)わけでもないようなので、ただのガ ス抜き記事なのかもしれません。教科書の海賊版が正規の取引ルートに紛れ込み、教 育現場の腐敗現象として社会問題となっているのは中央電視台でも何度か取り上げら れていましたが、どうやら悪化の一途を辿っているようです。しかも、豊かな都市部 ではなく(マスコミ等の微力ながらも社会的な監視の目が有る為か?)、貧しい農村 部の学校が腐敗の温床となり、農民のなけなしのお金で役人が肥え太っているという のは、なんだかやり切れませんね。

(333)今年の国慶節連休

10月8日、9日の春城晩報・雲南日報によると、今年の国慶節連休(十月ゴールデ ンウィーク)での省内各地の観光客数は延べ233.65万人、観光収入は8.77億元とな り、前年度同期よりもそれぞれ36.5%、18.2%増となったそうで、観光バブルはまだ まだ持続しているようです。
今回の連休では相変わらず昆明・西双版納・大理・麗江・迪慶・徳宏等が人気を集め たようで、団体旅行は二割も減りましたが、個人旅行が大幅に増え、特に自家用車を 利用した家族・グループ旅行がトレンドとなる勢いだそうです。また、単純な観光地 めぐりだけでなく農村ホームステイ等のリゾート滞在型旅行が人気を得ており、昆明 のイ族バイ族団結村や西双版納のタイ族園、シャングリラ県のチベット族民家訪問等 が大賑わいだったらしいです。
連休中の昆明空港での発着便数は3073便となり、乗降客数は延べ301331人で、前年度 よりもそれぞれ15.9%増、27.5%増でした。その内の観光客数は十万人以上とみられ るという。昆明汽車駅でも連休の十日間の乗降客は延べ約36万人となり、前年度より 15%増となったそうです。
なぜかいつもは必ず表記されている外国人の観光客数はどこにも書かれていません。 気になったので、他のサイトも探してみたのですがどうやら発表されていないようで した。多分(というかほぼ絶対に)減ったので発表されなかったのでしょう。都合の 好い数字しか発表しないという事は、何が発表されなかったかをよく調べれば、数字 のマジックを読み解く事も出来るという事ですね。中国のマスコミ記事をウオッチす るという事はメディアリテラシーを学ぶ事でもあるようです。

(334)大姚でまた大地震

10月17日、18日の雲南日報によると、16日の午後20時28分に、楚雄イ族 自治州大姚県曇華郷を震源地とするマグニチュード6.1の地震が発生したそうです。 (321)でお伝えしましたが、7月21日にも曇華郷を震源地とするマグニチュー ド6.2の地震が発生しており、16人が死亡しております。大姚県曇華郷は大理市の東 北約100km、昆明市から西北180kmに位置します。
今回の地震では、楚雄州・大理州・麗江市の一部が被災し、被害状況は17日の夜の時 点での政府発表によると、死者3名、重傷者14名、軽傷者32名でした。被災者は 27万人にも及び、倒壊した部屋(?)が12000部屋、損傷をうけた部屋が25万部 屋、267の学校と94の医療施設が被害を受け、その他、交通・通信・水利・電気 等に大きな被害と影響が出ているそうです。国の民政部・財政部(中国の「部」は日 本の「省」に相当)は1000万元、省政府も500万元の緊急援助資金を拠出し、 また民政部は雲南省政府に5千張のテントを緊急救援用に引渡し、災害救助活動と復 旧作業にとりかかっているようです。

(335)今月の牧歌的サギ(トウガラシ編)

10月27日の春城晩報より。
10月5日、各々オートバイに乗ってスーツに革靴を履いてきっちりとした格好の二 人の若い男が、紅河ハニ族イ族自治州濾西県のとある市場にやってきた。そしてオー トバイで運んできた丘北特産のトウガラシ(トウガラシが大好物の雲南人にとって丘 北産は人気の高いブランド品)を売り始めたそうです。 通りかかった郭某さんが「一キロいくら?」とたずねると、「これは丘北産のいいや つだから、キロ7元だけど、袋ごと買ってくれるのならまけますよ」と答えてきたそ うです。そして駆け引きの末、キロ6元で取引は成立しました。この二人の男は親切 にも郭さんの買ったトウガラシを舞街鋪鎮のとある中学校の食堂にまで運ぶのを手 伝ってくれました。「見てくださいこのトウガラシを!素晴らしいでしょう。私達は このトウガラシを専門に卸しています。今回はこの街の市場の様子を見に来ただけ で、品物もこれだけしか持ってこなかったけど、もしもっと必要なら電話して下さ い」と言いながら、袋を開けてトウガラシを取り出し、「どうです、ニセ物じゃない でしょう」と売り込んだ。それを見ていた周りにいた十数人の人達は、品質を見て価 格も手ごろなので次々に買いたいと言い出しました。
二人の男はトウガラシが売り切れると、「二時間後にまた品物を持ってくるのでここ でお待ちください」と言って帰っていった。或る買った人が袋を開けて中身を確認す ると、なんと袋の中のほとんどはトウガラシの茎でした。それを見て他の買った人も 品物を検めると、二人の男が開けた部分のみにトウガラシが詰まっており、買った 30キロの内、トウガラシの量は1キロにも満たなかったそうです。なんとトウガラ シの茎以外にレンガ屑や石や土くれ等も入っていたという。勿論、気付いた時には時 すでに遅く、二人の男は行方知れず、泣き寝入りとなったそうな。
中国の西南地区では、トウガラシが味付けの基本で、庶民はハンパではない量のトウ ガラシを消費します。そのトウガラシにも優劣がかなり有るらしく、経済的に余裕の 有る人達は良いトウガラシを求めて産地に拘る人が多いと聞きます。この文山チワン 族ミャオ族自治州丘北県産トウガラシも人気の有るブランドの一つで、雲南省ナン バーワンと自称しており省外にまでも輸出されているそうです。

(いわざわ)



第66報(2003年10月11日)

(326)西双版納州が「会議腐敗」にメス!?

8月16日の新華社昆明電によると、西双版納タイ族自治州では本年度から州級の党 や行政機関・部門主催の会議を、重要度で分類して指定された場所で定点開催を行 い、州財政部門の直接決算という新しい方式で「会議腐敗」を阻止し、経費の節約を 図っているそうです。
「会議腐敗」とは、会議に乗じて公金での過剰な飲食・旅行・娯楽や、会議参加の名 目で豪華な記念品や手当てを貰ったり、宿泊・食事の手配や記念品のオーダーの過程 で賄賂やキックバックを受け取る等の腐敗現象を指し、このような「会議腐敗」を特 別に愛する腐敗分子を「会虫」と呼ぶそうです。
この「会議腐敗」を防止する為に、まず州政府は会議を重要度別に三段階に分類し (州党代表者大会・州人民代表者大会・州政治協商会議全体大会・州党規律委員会全 体会議を一類、州党委員会全体会議・州政府全体会議・州人民代表大会常務委員会会 議・州政治協商会議常務委員会会議を二類、その他の州の党と政府機関・部門の開催 する会議を三類とする)、州政府の担当部門が会議接待設備を有するホテルのサービ ス・設備・価格等を調査して、各分類に相応する三軒の会議開催指定ホテルを決定し た。この指定は一年契約で、ホテル側にも会議担当部門を置かせ、宿泊費・食費・会 議室の使用料等を事実に基いて正しく請求書を発行し、もしごまかしをしたりサービ スを低下させたりした場合は、指定を取り消される事になるようだ。
また、州政府は各機関・部門に通達を出し、会議を開催する前に会議通知書を州に提 出する事を義務化させ、州政府がこの通知書を受け取った後、州政府の担当部門が宿 泊場所等を手配し関係事項を通知する事となります。会議での食事と宿泊の標準額 は、食事が一人20元、宿泊が一人30元となります。
この方法が実施されると、各機関・部門は会議経費予算の報告が事前に必要となり、 以前のように州政府が会議終了後に申告に基いてお金を関係機関・部門に支払うので はなく、会議場に州政府の財政部門の係官を駐在させて、会議終了後に実際の経費を 州政府が直接ホテル側に支払う事になるそうです。
州政府の財政担当部門となる州購入センターの劉女史によると、「2002年の西双 版納州の会議費用は400万元を超え、これは人口84万人の州にとっては膨大な額 でした。本年度から始めた新方式により、今年の7月末までに州内で開催された会議 は42回で会議予算は225.5万元でしたが、実際に支払ったのは150.2万元で、75.3万 元・33.4%の節約が出来た」のだそうです。この節約された金額のほとんどは宿泊費 と食事代でした。
この国の「上に政策あれば、下に対策あり」という体質はまったく変わっていないよ うなので、この様な防止策などあっというまに骨抜きにされてしまうのは必至でしょうが、自らの節約は良いとして、全国的な観光地として「会議腐敗」の恩恵を多大に 被っている西双版納にとって、「会議腐敗」防止運動はいたしかゆしでしょうね。

(327)2007年に昆明−バンコク国際ハイウェイが開通 ?
    (*は左が孟、右が力。#は上が敢、下に心)

8月22日の春城晩報より。 雲南省交通庁の楊光成庁長が記者に語ったところによると、「五年以内に昆明からバ ンコクまでの二千キロ余りの道路を高級化・高速化することが出来る。これにより昆 明から一日でタイのバンコクまで車で行く事が出来るようになる」そうで、昆明−バ ンコクを結ぶ昆曼国際ハイウェイが2007年末までに完成する見込みとなった事を 明らかにしたそうです。
雲南から周辺国家への国際ハイウェイ建設計画は、このラオスを経由してバンコクに 至る昆曼国際ハイウェイと、ミャンマーへの昆瑞高速道路、ベトナムへの昆河(昆明 −ハノイ)公路の三本が建設中ですが、中でも最も重要で需要が見込まれているのが 昆曼国際ハイウェイです。目下のところ、昆明から元江までの約200キロはすでに 高速道路が開通しており、元江から磨黒までの147キロの高速道路は本年度末に完 成予定です。思茅から小*養の97キロはすでに着工されており2006年に完成予 定、最後の部分である小*養からラオス国境の磨#までは来年度着工予定で、 2007年に完成予定だそうです。
またラオス部分の700キロ余りの建設については、2000年のアセアン10+1 会議で取り決められたように、北部部分を中国が、中部部分をラオスが、南部部分を タイが建設する事になっています。この中国が建設するラオス北部部分247キロ は、今年度中に着工され、2006年に開通する予定となっており、2007年末に は昆曼国際ハイウェイの全線開通が可能となるそうです。これにより、昆明からおよ そ24時間でバンコクに到達出来る事となり、マレーシアやシンガポールへも陸路で 行ける事になるでしょう。

(328)カルスバーグが今度は大理ビールを併呑
    (*はさんずいに耳)

8月26日の新華社ネット雲南版によると、デンマークに本社を置く世界的なビール 会社のカルスバーグ社が正式に大理ビール工場の経営権を獲得したそうです。
カルスバーグ社は世界五大ビール企業の一つと言われ、百五十年以上の歴史を持つ巨 大多国籍企業です。昨年は(395)でも紹介したように、昆明華獅ビール有限会社 を買収し、今年は雲南省最大のビール企業である大理ビール工場の買収に成功しまし た。これでカルスバーグ社は世界で150ヵ所を超える生産基地を持つことになると いう。
大理ビール工場は1986年に創業され、蒼*印の大理ビールと「風花雪月」系列の 地方色・民族色を強調した銘柄で、地元だけではなく雲南省全土で親しまれてきた雲 南省最大のビール会社でした。この買収により、雲南のビール業界に新しい活力が加 わり、更にいっそうの発展が望めると共に、東南アジア市場への進出にむけての大き な一歩となるであろうとみられているそうです。

(329)今月の牧歌的サギ(道士に化けて鬼退治編)

8月29日の春城晩報によると、25日午後、昆明官庄にて二人のニセ道士(道教の お坊さん)が御祓い行為で法外なお金を要求し、昆明市公安局官渡分局前衛派出所に サギの現行犯で逮捕されたそうです。
24日に楊某という住民より警察に届けが出たそうで、それによると19日午後、官 庄倉庫の門の前で楊さんが二人の道士から数珠を買い求めた際、いきなり一人の道士 が楊さんの手を取って手相を見て、「あなたの家の中に鬼(悪霊)が居る。今すぐ御 祓いをして駆除しなければ」と言い出したという。迷信深い(?)楊さんはこの話を 素直に信じてしまい二人を家に連れて帰りました。道士達はなにやら怪しげな踊りを 踊って、この御祓いの代価として4400元もの大金を要求し、その上「心が誠実で なければ悪霊を駆逐出来ませんよ」とお説教までしたのですが、楊さんは大人しく支 払ったそうです。
24日午前10時頃、道士達は楊さんの所に電話を掛けてきて、「悪霊がまだ家の中 に居る。駆逐したければ官庄倉庫の門の前までお金を持って来い」、と言って来たそ うです。さすがに楊さんもこれはおかしいと思い、騙されたのかもしれないと感じ て、村の保安幹部に付き添ってもらい、前衛派出所に届け出ました。警察は早速金の 受け渡し場所に行き、この二人の道士を取り調べた結果、25日3時、ニセ道士と断 定し、詐欺容疑で逮捕しました。調べによると、この二人は道観(道教のお寺)とは 何の関係もなく、衣装もどこかからか買い求めたもので、道士である証明として持っ ていた「法師証」も160元で購入したものであることが判明したそうです。
ニセ道士というのは珍しいですが、ニセ坊主というのは沢山居て、怪しげな証明書や 書類を見せてお布施や寄付を募っている光景を日常的に見かけます。いずれも庶民の 信仰深さというか迷信深さに付け込んだもので、当局はこれをニセ神薬売り・ニセ占 い師と共に反社会的な「迷信活動」と捉え、大きな社会問題ともなっています。
中国は社会主義だからみんな唯物論だろうというのは無邪気な進歩主義者の幻想で、 あの強大で強圧的な中国共産党でさえ宗教を根こそぎにするどころか、結局宥和政策 を取らざるを得ず、案の定、法輪功や他の新興宗教の蔓延に苦しむ事になっていま す。農村を個人的に訪ねれば判りますが、表面は近代風な生活を送っているかに見え る彼らの精神世界が中世的な民話的世界である事が多いというのには驚かされます。 文革時代に農村ではかまどの神様や財神の替わりに毛沢東の絵を貼って拝んでいたけ ど、それは救世主の天子様−新皇帝の毛を崇めていただけだ、と言われるのも頷けま す。勿論、彼らの精神世界を迷信や陋習だと論う気持ちはまったく有りません。「科 学(である社会主義)」を注入すれば「迷信」が吹き飛ぶというような無邪気な進歩 主義こそが「迷信」だとは思いますが。個人的な経験ですが、中国のインテリ・上流 階級予備軍であり共産主義教育を十数年も受けている大学生と飲んでいて、なぜか必 ず一番盛り上がる話題はオカルト話でした。

(330)富源県の炭鉱事故もみ消し事件に厳罰?

9月9日の*池晨報によると、雲南省炭鉱安全監察局は曲靖市富源県による二件の炭 鉱事故の隠蔽・もみ消し工作に対して、関係者への厳しい処分を行ったと発表したそ うです。
2002年12月8日に富源県富村鎮大凹子炭鉱で発生した落下事故で1人死亡。 2003年7月7日富源県墨紅鎮河興炭鉱二号坑道で起きた落盤事故で二人死亡、一 人負傷。この二つの事故について、富源県炭鉱管理局は隠蔽・もみ消しを行い、上部 機関に報告しませんでしたが、今年の7月、住民の告発により省炭鉱監察部門が実地 調査を行った結果、事実が明るみになりました。
規定に則り、大凹子炭鉱での12・8事件に対し、富源県炭鉱処に3万元の罰金、事 故責任者である炭鉱に1.7万元の罰金、富村鎮炭鉱管理所の責任者も相当の処分を 科することになりました。河興炭鉱での7・1事件については、調査団の結果が出る 前に、自主的に内部調査を発表して調査に協力した事が情状酌量されて、県炭鉱処に 対しては1万元の罰金、事故責任者である炭鉱には3.05万元の罰金、墨江鎮炭鉱管理 局の責任者には規定による相当の処分を科することとなったそうです。
これのどこが厳罰なのかどうも理解できません。まともな法治国家であれば当然刑事 事件にまで発展するような大スキャンダルですが、公務員を律する包括的な法律(反 政府・反国家は除く)がないので内規でしか処分が出来ないのでしょうね。富源県は 貴州との省境にある炭鉱地帯です。ここ数年大きな炭鉱事故が頻発して県の管理責任 が問われているだけでなく、特に無認可で採掘している違法炭鉱の事故が多く、炭鉱 行政そのものが問われている最中であっただけに、このような小さな事故の隠蔽に 走ったのではないか、という見方がなされているようです。

(いわざわ)


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