第52報(2002年5月25日)
(251)剣川で中日緑化「合作」事業
3月29日の春城晩報(1面 )よると、28日、大理白族自治州剣川県の剣湖湖畔に おいて、中国緑化委員会と日本大阪「中日」友好協会との中日「合作」事業である、 “剣川−大阪友好林”植樹活動記念碑の設立式典が、およそ二千人余りの参加者を得 て盛大に行なわれたそうです。
剣川県知事楊光軍氏が記者に語ったところによると、『この“剣川−大阪友好林” 「合作」事業は、まさに中日国交三十周年記念活動にふさわしい友好事業となる。こ の事業は三年に分けて行なわれ、日本大阪「中日」友好協会の支持のもと、およそ 200万元を投じて剣湖の周回道路(約十キロ)を建設し、この剣湖の周辺に水源保持 林として雪松・竹・柳等を43.1万本植樹する計画です』。
今年はこの事業の第一年目であり、大阪「日中」友好協会は第一次支出としてすでに 48万元を交付済みだそうで、これは日本が本年度に中国に対して行なう三つの生態 保護事業の一つとなるそうだ。
それにしてもさすが中華思想、日本が全額金を出すのですから援助事業となるはずで すが、「合作」事業とはね? それに固有名詞である「大阪日中友好協会」も、「大 阪中日友好協会」としっかり書き換えています。そのうえ周回道路建設なんて、しっ かり緑化事業援助費をインフラ整備に流用しているし‥‥。
(252)昆明−マンダレー直行便就航!
4月2日の春城晩報(1面 )によると、4月1日より雲南航空の昆明−マンダレー直 行便が就航したそうです。
飛行時間はおよそ80分で、週二便(月・金)の運行となり、使用する機種はB− 737−300とCRJ−200だそうです。ミャンマー・マンダレー市には約7万 人の華僑が住んでおり、その多くが雲南籍だという。また、翡翠売買で多くの雲南商 人が、翡翠集散地であるこのマンダレーを訪れるが、雲南国境の瑞麗からの陸路は道 路状態が悪く、空路はヤンゴン経由でものすごく遠回りとなり、かねてよりこの路線 の就航が望まれていたという。
気になる料金ですが、4月8日の雲南信息報(A4面)に某航空チケット会社の昆明 発国際線の広告が出ていました。香港便の料金からみると、正規料金のようですが、 あくまでも参考資料として、そのまま引き写します。
昆明−マンダレー 片道1250元 往復1800元
−ヤンゴン 片道2170元 往復4250元
−ハノイ 片道1350元 往復2010元
−香港 片道1700元 往復3200元
−マカオ 片道1540元 往復2200元
−ソウル 片道3340元 往復4960元
−シンガポール 片道2240元 往復3200元
(253)高海一級公路着工
(*はさんずいに真)4月17日の春城晩報(1面 )、雲南信息報(A2面)によると、総工費12億元を 投じて建設予定の高海公路(昆明高嶢−海口)一級道路改造・拡張工事が、16日に 着工されたそうです。この高海公路は昆明南部にある*池(琵琶湖クラスの大きさの 湖)の北部の高嶢から、西岸を南下して*池南部の古くからの工業都市海口を結ぶ一 級道路です。
これにより、道路事情が悪く交通が不便だった*池西岸の観光地と*池南部の工業都 市海口の再開発に拍車がかかることになるようです。また、昆明から雲南南部へ抜け る、もう一つの新しい通路にもなるという。
この新たに拡張・建設される高海公路は、片道二車線、幅25.5mの一級道路で、旧道 より6.9kmも短縮されることになるそうだ。完成は三年後の予定です。
(254)昆明御犬様事情
4月21日の春城晩報(1面 )によると、昆明では犬をペットとして飼う人が増加 し、放し飼いによる人への危害や糞の処理・騒音等、街の安全・美化・安静に大きな 影響を与えているそうです。また、飼い主のマナーが欠如している為、犬を公共バス やタクシー、映画館・レストランに連れて入る等、大きな社会問題ともなっているら しい。
おおよその統計によると、昆明の中心部市街地の居住人口は百万人近くと見られてい ますが、犬もなんと約十万匹もいるそうです。この内、狂犬病の予防接種を受けてい る犬はわずか二千匹あまりで、たった2%にしかすぎないそうです。
昆明市牧畜獣医ステーションの金所長は、『昆明は観光都市であり、目下のところ 「全国衛生優秀都市」の称号の獲得を目指して努力しているところだ。このような無 秩序なペット管理状態をこれ以上座視するわけにはいかないだろう』、と語っており ます。
でも、4月23日の春城晩報(1面)によると、昆明市の十万匹の犬の内、1996 年3月1日発布の《昆明市飼犬制限規定》により、公安部門に登記し許可証を受けた 犬は、現在たったの百匹余りしかいないそうです。
これは、手続きが煩瑣で登記料が三千元と法外に高額であったのと、行政当局が取り 締まりをまったく行なわなかった為に、誰もこの《規定》を守らなくなってしまった のだという。 やれやれ。
(255)昆明−ビエンチャン国際定期バス開通!
(*は上が敢、下が心。#は左に孟、右に力。##はさんずいに耳)昆明−ビエンチャン公路については(249)で紹介しましたが、4月30日の春城 晩報(1面)、雲南信息報(A2面)によると、29日、昆明−ビエンチャンを結ぶ 国際定期バス路線が開通し、昆明西バスステーションから第一号車がビエンチャンへ 向けて発車したそうです。
4月24日の春城晩報(1面)によれば、昆明−ビエンチャン間は約1600km、片道の 乗車料金は380元、往復は760元で、途中のラオス国境の麿*までは869kmで190元、ラ オス・ルアンプラバンまでは1257kmで275元となるそうです。この往復の行程は11 日間となり、詳細は以下の通りです。
第一日 昆明−思茅
第二日 思茅−#臘
第三日 #臘−ルアンプラバン
第四日 ルアンプラバン滞在
第五日 ルアンプラバン−ビエンチャン
第六日 ビエンチャン滞在
第七日 ビエンチャン−千島湖(?)
第八日 千島湖(?)−ムアンサイ
第九日 ムアンサイ−#倫(西双版納熱帯植物園がある街)
第十日 #倫−普##(プーアル)
第十一日 普##−昆明
なお、乗客の安全の為、バスの走行は昼間のみで、各停車地のホテルに宿泊し、宿代 は個人負担となります。四日目と六日目は観光の為に一日停車の様ですね。また、現 在のところ、この国際定期バスは三日に一便の運行予定だそうです。
第51報(2002年4月28日)
(246)新たに四つの城鎮・村が省級歴史文化名城に
(#は右が登、左がおおざとへん)2月28日の春城晩報(2面 )によると、省政府は新たに四つの城鎮(村)を省級歴史 文化名城・名村(鎮)に指定し、綿密な保護計画を実施して、国家級歴史文化名城へ の昇格を目指して行く予定だそうです。
新たに指定されたのは、香格里拉県城、雲龍県諾#村、剣川県沙渓鎮、禄豊県煉象関 です。この城鎮(村)の中で、300年余りの歴史しかない煉象関以外、その他の三つ はそろって千年近くの歴史が有り、そして、これらの城鎮(村)には紅軍遺跡、歴史 遺跡、明清時代の民居、祖廟、廟等の文化財・旧跡だけでなく、風光明媚な自然が有 り、観光開発をする条件が十分に整っているそうです。
(247)間違って水道管にガス管を接続!
3月6日の春城晩報(1面 )によると、3月4日から5日にかけて、昆明市豆腐營新 村片区において、前代未聞の大規模な範囲でガス管から水が噴き出る事故があったそ うです。事故の原因は、この地区の永昌路に住む家庭がガス湯沸かし器を設置する 際、間違って水道管をガス管に接続してしまった為だとか。この為、11トンもの水 道水がガス管に流れ込み、付近の24棟の団地、約1500戸が被害を受けたそうだ。そ して、これによりおよそ一日間ガスの供給が停止し、供給元の昆明ガス総公司は約十 数万元の経済的損失を被ったという。
記者の取材によると、昆明ガス総公司にとってこのような事故は、今回が規模は最大 ではあるが、始めてではないそうだ。この地区のガスの供給は3月5日中に回復する 見通しですが、排水作業はあと半月もかかるという。昆明市政公用監査大隊ガス設備 分隊の係官によると、この事故を発生させた当事者に対しては、「昆明市天然ガス管 理法」に依って処罰が行なわれ、罰金以外にも今回の復旧作業の経費の総額が賠償請 求される事になるらしい。
また、昆明市ガス総公司は「ガス管は市の設備で、勝手に取り外したり、接続したり しないで下さい」と、市民に呼びかけているそうです。
(248)雲南省では毎年結核で七千人が死亡
3月20日の春城晩報(4面 )より。3月24日の世界結核予防デーを前に、省の関 係部門が発表したところによると、中国の結核病患者は約500万人で世界で二番目に 多く、毎年結核病により死亡するのは13万人にも達っしているそうです。そして、 雲南省での結核病患者は約60万人で、毎年7000人余りもの人がこの病で亡くなって いるという。
この発表によると、中国の結核病患者の80%が農村に分布し、この結核病が中国の 農村での「病気の為に貧しくなり、病気のせいでまた貧乏になる」という主要な原因 の一つとなっているらしい。近年、中国での結核病は再流行が始まり、蔓延の兆しが あるという。全国の結核菌感染者はなんと4億人以上とみられており、最近WHOか ら「特別に警戒を要する国家と地区」の一つに指定されたそうです。
(249)昆明−ビエンチャン公路全線開通
3月19日の春城晩報(1面 )によると、昆明からラオスの首都ヴィエンチャンに通じる国際道路、昆明−ビエンチャン公路がこのほど開通 したそうです。この道路は全 長1660kmで、雲南部分は900km余り、全線が舗装道路で、その内高速道路は約200kmと なる。ラオス部分は760km余りで、中国の基準での3級道路(舗装・未舗装をとわ ず、大型トラックやバスが運行出来る程度の道路)が主となっているようです。
かつて(229)で「昆明−バンコク高速道路計画」について紹介しましたが、今回 開通した道路はその前の段階の通商用道路のようです。3月2日の雲南信息報(1 面)によると、この道路の開通に先立ち、昆明において雲南交通代表団とラオス交通 代表団による「自動車出境運輸路線の延長に関する会談」が行なわれ、双方の指定し た運輸会社のトラック・バスが昆明−ビエンチャン、思茅−ポン・サーリー間を5月 1日までに運行開始出来るよう、合意したそうです。記事によると、この合意を待た ずに(?)、すでに景洪−ルアン・ナムター、思茅地区江城−ポン・サーリー間のバ スの運行は始まっているとのことです。
(250)麗江と高山市が姉妹都市に
3月22日の春城晩報(1面 )によると、21日、麗江県官房大酒店において、麗江 地区と岐阜県高山市の政府代表団の出席のもと、双方の友好姉妹都市締結の調印式と 記者会見が行なわれたそうです。
調印式において、このように両地区が友好姉妹都市締結にいたったのは、日中両国の 長期に渡る友好・交流の成果であり、これを機会にお互いの友好と往来を一層深め、 両地区政府の協力関係を促進させ、両地区住民の友好と団結を深める事に、双方が同 意したという。
まあ、友好はいいのですが、たかが姉妹都市になっただけで、なにが悲しゅうて「団 結」などせにゃならんのだ?
雲南にて
いわざわ
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