
第32報(12月1日)
(151)「阿詩瑪」ついに雲南に帰還
(*はさんずいに真)
「永遠の阿詩瑪」こと楊麗坤については(134)で詳しく紹介しましたが、10月
19日の*池晨報(1面)によると、遺骨の半分が雲南に戻され埋葬される事が決ま
ったそうです。
現在、楊麗坤の遺骨は上海の九天陵園(墓地)内に埋葬されていますが、雲南側から
遺骨の一部を雲南八宝芸術園林内に記念碑等とともに埋葬したいという要望が、上海
側の関係部門に出されていました。
10月11日、楊麗坤の夫の唐風楼氏が、雲南八宝芸術園林の田軍社長に送ってきた
Faxによると、上海の各方面での協議がまとまり、唐氏と楊麗坤の親族も合意に達
し、遺骨の半分が雲南に戻されて八宝芸術園林に埋葬されることが決まったという。
目下のところ建設中の八宝芸術園林は、最後の仕上げの段階に入っており、11月末
には完成する予定です。また、楊麗坤の墓標・記念碑等の建設計画については、上海
側の意向を受けたのち、早速作業が開始されたそうです。
(152)昆石高速道路11月施工開始
10月20日の春城晩報(1面
)によると、昆明と石林を結ぶ昆石高速道路の建設が 11月より開始されるそうだ。
この高速道路は、全長78キロ、片道三車線(部分の5キロは雲南初の片道4車
線)、総額38.6億元を投じて、約三年の工期で建設される予定だそうです。ま
た、完成すると、昆明−石林間の所要時間が40分となり、現在の二時間から大幅に
短縮されることになるという。
(153)石林巨大ブタ臨終!
10月22日の春城晩報(1面
)によると、(131)(139)で紹介した巨大ブ タがとうとう死んでしまったそうだ。
石林イ族自治県大可郷小月牙山河村の陶さんが飼っていた五才になる巨大ブタです
が、10月8日の朝、ブタ小屋の中で死んでいるのが発見されました。
この知らせを受けて、中国科学院昆明動物研究所の専門家と技術員が早速現地を訪
れ、地元の役人と県農牧局局員の立ち会いのもと、この巨大ブタの計量・解剖・組織
採集を行なったそうです。計量の結果は、身長2.27m、高さが1.4mで、体重は
800キロといわれていましたが、実際は646.3キロだったという。
研究所員の話によると、「このように巨大化したブタは大変珍しいものです。今回採
取した組織標本を持ち帰って保存し、今後の研究に役立てたい。また、皮を科学的に
処理して剥製を作製し、現在建設中の昆明動物博物館内にて展示することになるでし
ょう」。
ということは当然の事ながら、肉は売り飛ばされたか、村人達に食べられてしまった
のでしょうね。
とにかく、この巨大ブタくんに合掌!
(154)玉元高速道路開通
(*はさんずいに真)
10月29日の*池晨報・春城晩報(1面
)によると、玉渓と元江とを結ぶ玉元高速 道路が10月29日に全面開通
したそうです。(38)(128)でも紹介しました が、この高速道路は全長112km、総工費30.4億元を投じ、四年の歳月をかけて
建設されました。山岳地域を横断する為、大変な難工事だったようで、トンネルが
12、大中小の橋梁が197、立体交差が9ヵ所で、トンネル・橋梁の総距離が
26.7kmにもなったそうです。そして、この新道の完成により、玉渓−元江間が
31.2kmも短縮されて、昆明−元江間の所要時間もかつては数時間以上かかってい
たのが、2時間半程度と大幅に短縮される事になりました。
また、この開通で、雲南省の高速道路総距離は540kmとなり、全国第十位
、西部地 区では四川省に次ぐ第二位となったという。
(155)腎臓を売って借金返済
11月1日の春城晩報(1面
)より。
10月31日、Aさんという36才の個人営業の経営者が借金の返済の為に腎臓を売
りたいと、記者を尋ねて来たそうだ。
Aさん(男)は、河北省から来て昆明西南建材市場で建築材料の商売を3年もやって
いるそうだ。人に騙され十数万元も持ち逃げされて、商売を続けるのが困難となり、
友人から20万元を借りたという。しかし、その借金の返済期限も迫り、どうしよう
もなくなって腎臓を売る事を思いついたそうである。
しかし、Aさんは自分の口からは「腎臓を売る」とは決して言わず、「私は困ってい
る人に腎臓を譲ってあげたいだけです。それによって私の借金20万元を替わりに返
していただけるといいのですが。もし20万元が無理なら2,3万元でもいいです。
どうせこれがだめでも、私は車の免許証を持っているので、運転手にでもなって、ゆ
っくり苦労しながら金を返す事だってできますがね」(?)と強がりも言っていたと
いう。
さらに、Aさんが語ったところによると、以前「腎臓」を売る絶好のチャンスを逃し
た事があるそうだ。ある重慶の腎臓病患者の病状が悪化して、何十万元出してもいい
から今すぐ腎臓をほしいと言っているのを知り、いそいで重慶に駆けつけたが、着い
たときにはすでに死亡しており、間に合わなかったそうだ。
翌11月2日の春城晩報(1面)では、「腎臓売買はダメ」という見出しで昨日の記
事の反響を掲載していました。雲南法律事務所の楊弁護士は、「臓器を売るのは法律
で禁止されている。たしかに臓器売買の事を法律上明文化している条項はないが、我
が国では法律上の根拠がないものは即ち禁止されているということだ」と暴論ともい
える(?)見解を語り、雲南腎臓病院の関係者は、「当病院で移植される腎臓は寄付
されたものだけで、患者の要求があっても臓器売買は堅く禁止しています」などとコ
メントをしておりました。
きれいごとはさておき、やはりAさんの存在でわかるように、需要がある以上、供給
もちゃんとある、ということなのでしょうね。
★★★★★★★★
第31報(11月14日)
(146)雲南省とチェンライ「府」が「姉妹」関係に
(*はさんずいに真)
9月29日の*池晨報(1面
)によると、北京で開かれている「2000年中国友好 城市国際大会」に参加していた雲南代表団が、タイ国のチェンライ「府」(県?)と
友好「省府」関係を結ぶ事に同意し、9月27日北京国際会議センターにて調印式が
行なわれたそうです。
記事によると、雲南省では、昆明市が1981年藤沢市と姉妹都市となったのを皮切
りに、1982年スイスのチューリッヒ市、1985年モロッコのサフィ市、
1986年アメリカのデンバー市、1988年オーストラリアのウォガ・ウォガ市、
1997年ボリビアのコチャバンバ市、1999年タイのチェンマイ市と、総計六つ
もの都市と姉妹都市の関係を結んでいるそうです。昆明市以外では、1999年に西
双版納タイ族自治州の景洪市がアメリカテキサス州オースティン市と姉妹都市になっ
たほか、雲南省が1990年マリのシカソ大区、1992年アメリカのテキサス州と
姉妹「地域」関係を結んでいるという。
筆者の記憶によれば、タイは76の県(チャンワット)と二つの特別市で構成され、
州都や府都とかはないと記憶しております。チェンライ「府」とはおそらくチェンラ
イ県のことでしょうが、もしかして、雲南「省」と格をつり合せるために「府」と訳
したのでしょうか?
(147)中国昆明国際花祭開幕
9月28日より昆明で開催されていた中国昆明国際花祭が六日間の会期を終え、10
月3日に閉幕しました。
10月3日の春城晩報(1面)によると、この度の「花祭」は昨年の「花博」に次
ぐ、園芸・植物関係の大イベントとなり、13の国と地区、53の国外企業、200
余りの国内企業が参加して、千種類以上の花の展示が行なわれたほか、様々なイベン
トが繰り広げられました。
会期中、主会場の世博交易センターと闘南分会場での各種展示会の入場者は延べ23
万人で、市内各所で行なわれたイベント・花の展示には百万人以上の人々が訪れたそ
うです。
また、展示会での売り上げ・契約額は1.698億元でした。そして、参加企業・機
構間で29項目の新たな契約が成立し、この成約額は10.19億元にも上ったそう
です。
(148)10月ゴールデンウィーク総決算
(*はさんずいに真)
10月9日の春城晩報(1面
)、*池晨報(1面)によると、10月国慶節ゴールデ ンウィーク(10月1日〜7日)での雲南省内の観光地を訪れた旅行客は延べ
171.2万人、観光総収入は6.71億元にも達したそうで、5月のゴールデン
ウィークと比較すると、観光客は11.57%増、収入は3.7%増だったという。
特に人気のあったのは大理・麗江・迪慶(中甸)の雲南西北部観光で、観光客は延べ
29.5万人、雲南省全体の17.2%を占めた。
また、今回の連休で新たにブームを呼んだのは、「農村観光」という農家への民宿・
ホームステイだそうだ。昆明・大理・迪慶等7つの地区の、約60の農村が主催し
て、連休中にはおよそ2600戸8000のベッドの80%が埋ったほど人気があっ
たという。
でも、いい事ばかりではなかったようで、同日の*池晨報3面によると、昆明市内の
各公園では予想と期待に反して、入場者数は散々だったみたいです。連休七日間で民
族村は4.1万人、世博園は10.7万人と、かなり予想を下回る入りだったとか。
(149)すべての列車がスピードアップ
(*はさんずいに真)
10月12日の*池晨報(3面
)によると、10月21日より全国の鉄道がスピード アップし、時刻表が変わるそうだ。
昆明駅発着の新しいタイムテーブルは以下のようになるようです。
昆明駅発
列車ナンバー 終点駅 発車時間 運行時間 以前の運行時間
T62 北京西 17:49 43時間51分 45.37
K80 上海 16:28 45.54 46.26
K110 武昌 21:34 35.14 39.58
K114 成都 16:44 18.36 20.00
K152 福州 20:20 57.10 60.51
K156 南京西 20:20 57.55 62.46
K160 重慶 11:11 22.54 24.02
K166 西安 21:02 35.21 41.02
K168 重慶 15:13 23.25 23.38
K182 上海 13:41 54.39 57.28
1166 広州 23:40 30.36 33.24
1338 鄭州 16:46 51.13 51.00
2006 南寧 16:09 14.30 16.54
2060 湛江 20:06 24.07 25.19
2080 貴陽 19:01 12.33 12.22
2512 成都 12:00 19.55 21.24
昆明駅行き
列車ナンバー 始発駅 発車時刻 運行時間 以前の運行時間
T61 北京西 20:00 43.53 45.33
K79 上海 13:22 45.30 47.38
K109 武昌 19:26 34.32 40.06
K113 成都 13:57 19.08 21.12
K151 福州 11:10 56.47 63.45
K155 南京西 10:08 57.49 64.12
K159 重慶 14:39 23.15 24.32
K165 西安 22:18 36.44 39.10
K167 重慶 09:19 23.10 24.45
K181 上海 23:34 55.06 57.37
1165 広州 09:58 29.34 31.58
1337 鄭州 09:17 52.06 52.35
2005 南寧 15:40 16.27 16.19
2059 湛江 10:12 23.27 25.58
2079 貴陽 18:50 12.38 12.37
2511 成都 21:15 20.33 21.37
(列車ナンバーのTは「特別快速」、Kは「快速」の意味だそうです。ダイヤ調整の
為、スピードアップされても運行時間が短縮されていない列車があります。発車時刻
は9月30日の春城晩報一面から、運行時間と以前の運行時間は10月12日の*池
晨報三面より構成しました)
(150)教室で爆発した手榴弾でのケガに5万元!
10月19日の春城晩報(29面
)より。
9月28日、中国人寿保険保山分公司騰冲県営業部は「5・17手榴弾爆発事件」で
負傷した14名の中学生に保険金を支払ったそうだ。
「5・17手榴弾爆発事件」とは、5月17日午後6時15分頃、騰冲県五合郷民族
中学の106班の教室内で、ある生徒が持ち込んだ手榴弾を(?)みんなで弄って遊
んでいたところ、誤って爆発させてしまい、教室内にいた21名の生徒が負傷した事
件です。
この被害にあった21名の生徒の内、14名が学生安全保険に加入していたので、一
人当たり5万元の保険金が支払われる事になったという。現在、重傷を負ってまだ入
院中の女生徒一名以外は、みんな学校に戻り、元気に授業を受けているそうだ。
それにしても、ケガで5万元(雲南中流農家の約10年分の年収です)もの保険金と
は…。また、一元も貰えなかった7人の生徒達との差も大きいですね。もしかして、
この記事は保険会社の宣伝なのかも?
雲南にて
いわざわ