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世界遺産 三江並流

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 ユネスコの第27回世界遺産委員会(2003年6月30日〜7月5日、フランス・パリ)にて、中国からは、『雲南保護区群の三江並流 (Three Parallel Rivers of Yunnan Protected Areas)』が登録された。  
  中国南西部、雲南省の北西部は、西から東へ向って、怒江(サルウイン川の上流)、瀾滄江(メコン川の上流)、金沙江(揚子江の上流)の三本が平行して流れているところで、一番狭いところは直線距離でわずかに60kmほど。この地域を『三江並流』という。7月2日、パリで行われたユネスコの会議で、世界自然遺産と指定され、中国の29番目の世界遺産になった。
  『三江並流』地域の面積は、約1.7万平方km。チベット高原の東端に位置し、雄大な山岳風景と、世界の生物の種類のもっとも豊富なところとして知られてきた。
 
『三江並流』地域に含まれるのは、すでに世界文化遺産に登録されている麗江の一部、香格里拉、徳欽、貢山、ニンランなど。梅里雪山(雲南最高峰6740m)、白芒雪山、老君山などが含まれる。民族としては、チベット族、ヌー族、トールン族、リス族、イ族、ナシ族、プミ族などが住んでいる。
  「シャングリラ」とは、1933年に英国の作家ジェームス・ヒルトンが発表した小説「失われた地平線」 に出てくるチベットの山奥にある謎のラマ教寺院「シャングリラ」(サンスクリット語で理想卿の意)を起源とし、現在では「桃源郷」や「理想卿」を意味する言葉になっている。『三江並流』への表玄関とも言える中甸(ジョンディエン)は、2002年5月、「香格里拉(シャングリラ)」と正式に改名された。

「週刊朝日」2003年12月19日号のグラビアに『中国雲南・理想郷を行く』掲載。

中甸(シャングリラ)のチベット族祭

 
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