Vol.22
7月18日、水曜日、晴れ
今、WEBデザインの学校に通っていますが、『eコマ−スで何が実現できるか?』という宿題が出ました。eコマ−スとは、エレクトロニック・コマース(Electronic Commerce)のことで、日本語では「電子商取引」になります。
eコマ−スで何が実現できるのでしょうか? オンラインショッピング、インターネットバンキング、ホームトレードなど、自宅に居ながらにしてできる、新しいスタイルの買い物や取り引きはすでに始まっています。
このなかで、とくに主流なのは、オンラインショッピングですが、ネット上のバーチャルショップで商品をメールで注文し、購入するというものです。みなさんのなかにも、ネット・ショッピングやネット・オークションにはまっている人もいるのではないでしょうか。
一般論ではなくて、自分の可能性についてはどうでしょうか。あらためてeコマ−スで何が実現できるのだろうか?と自問自答してみます。
現在、一部の報道写真やコマーシャル写真を除くと、写真業界では、eコマ−スにのっとったちゃんとしたシステムはまだ確立されていません。新聞・雑誌に入稿するときには、いまだにフィルムが必要です。デジタルカメラで撮影したり、データ入稿の機会は、俺がやっている仕事のなかではあんがい少ないものです。データでプレゼンテーションしても、最終的にはフィルムを郵送か、実際手でもって担当の編集者に手渡します。
しかし、デジタルカメラの性能が飛躍的にアップし、印刷業や出版業もDTPに移行してきているところから、いずれ「写 真の入稿もデータで」という日が来るのも、そう先のことではなさそうです。もちろん、すべてがデジタルになることはないでしょう。アナログな写 真も、写真業界の中での意義を変化させながら、生き残っていくと思います。
データでやり取りできるメリットは大きい。音楽業界がいち早くコンテンツをデジタルデータ化し、ネット上で販売するようになっています。売る方は、流通 のコストを低く押さえることができるし、買う方も好きな曲だけ買えるメリットは大きいと思います。
さてそれでは、俺の場合はどうか。
俺が今東京に住んでいるのは、「出版社が多いから」という理由があります。もちろん、それだけではなく、東京という街がおもしろいから、成田空港に比較的近いからとか、ほかの理由もたくさんありますが。でも、写 真がデジタルデータですますことができるようになったら、東京に住む理由のひとつはなくなります。全国、いや世界のどこにいても、写 真のデータが送れるところなら問題ないわけです。
極端なことをいえば、定住しなくてもいいということにもなるでしょう。それこそ、「遊牧民」の復活です。毎日好きなところに移動し、写 真を撮って暮らせる生活も夢ではなくなる。それを「新遊牧民」と名付けることにします。(勝手に・・・)
実際、以前テレビで、ノートパソコンをもって自転車で各地を移動しながら、仕事をして暮らしているアメリカ人の話を見たことがあります。具体的な仕事がなんであったかは、忘れてしまいましたが。「新遊牧民」はもうすでに存在しています。
「新遊牧民」みたいなことは、去年、全国の「棚田百選」を巡る2ヶ月間の旅でもやりました。ノートパソコンをもって、毎日ホームページを更新し、仕事のやりとりもメールでやりました。ここで、「どこそこの棚田の写 真を撮ってください」とかいう注文が来て、デジタルカメラで撮った写真をデータで送り、撮影料をネットバンクに振り込んでもらえば、これはりっぱなeコマ−スと言えるでしょう。(実際は、そこまでは実現しませんでしたが)
最近、部屋の中に物がたまってきました。もともと物を増やしたくない性分なので、どうも最近の生活に窮屈感を抱き始めています。毎日移動するためには、家財道具は少なければ少ないほどいいわけです。この「新遊牧民」は、物がなくても生活できるいい見本になるような気がするのですが。
青柳
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